08.光合成細菌RAP99の大腸炎抑制試験 | 一般向け

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<マウスを用いたデキストラン硫酸ナトリウム(DSS)誘発大腸炎抑制試験>

<大腸炎とは>

大腸炎とは、大腸の最も内側の粘膜に炎症が起こり、びらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患で、難病に指定されている。発症年齢は20代に多くみられるが、若年者から高齢者まで発症する。

<DSS誘発性炎症性腸疾患モデル試験とは>

デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)を含む水をマウスに飲ませることにより腸炎を発生させる。そのマウスを用いて、様々な試験を実施する。これによって腸炎を発生したマウスは、炎症性腸疾患と類似の症状を引き起こすと考えられる。

本試験では、DSSを用いて大腸炎を発生させたマウスに光合成細菌RAP99を投与し、炎症度合を評価した。

<試験方法>

マウスに光合成細菌RAP99菌体を0.1%含有する飼育用飼料を摂取させた。4週間後から5%-DSSを自由摂取させ、大腸炎を発生させた。この間も0.1%光合成細菌RAP99含有飼料を与え、8日後に結腸部を摘出し、ホルマリン液で固定した。

対照群に比べ潰瘍が縮小

対照群に比べ再生上皮が拡大

※再生上皮とは粘膜が脱落したところに新しく出来た表皮(上皮)のこと。

<結果・考察>

図より光合成細菌RAP99を摂取したマウスは、潰瘍の縮小および再生上皮の拡大が認められた。よって、光合成細菌RAP99は大腸炎の炎症を抑える働きがあると考えられる。

【東北薬科大学 薬物治療学教室 石川正明教授による試験結果】

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